奥山のせせらぎ

9月になっても暑い日が続きます。

8月に兵庫県宍粟市の奥山を調査しました。20年ほど前にはクマが生息していたのですが、今はエサになる動植物が少ないため、たまにクマが通過する場所です。

最上流部のせせらぎを撮影しました。音声のボリュームを上げてご覧ください。(U)

兵庫県の奥山でクマ調査②

クマの大好物 サルナシの実

 

ツキノワグマは夏から秋にかけてヤマボウシ、ウワミズザクラ、ミズキ、アズキナシ、ウラジロノキ、サルナシ、ヤマブドウ、アオハダなど、たくさんの液果の果実を食べます。

 

 

しかし、今回の調査地ではヤマボウシやウワミズザクラ、アズキナシ、アオハダは見つかりませんでした。同行した広島県を調査している先生によると、広島県の奥山と比べると樹種が非常に貧弱なようです。

この時期のエサとなるものが少ないとクマは集落へ青い柿を食べに行くしかないのかもしれません。

 

兵庫県の奥山でクマ調査①

兵庫県の奥山でツキノワグマの生息状況を調査しました。

ツキノワグマの痕跡は新しいものはほとんどなく、古いものばかりでした。

本来の生息地にクマを養うだけの力が十分になさそうです。

 

1.クマが枯れ木をほじくってアリがいないか探した跡がありました。数少ない新しい痕跡です。

 

2.ヤマブドウやサルナシなどのツル性の植物の実はクマの大事なエサです。ヤマブドウが巻きついたトチノキにツキノワグマの痕跡を見つけました。幹についた苔がところどころ剥がれているのが、ヤマブドウを食べに行くときについたクマが登った跡です。少し古い痕跡です。

 

3.幹の真ん中の方にある黒い筋がトチノキをツキノワグマが登った時についた爪痕です。

 

4.爪痕らしきものも残っていましたが、これはかなり古そうです。